住民健診・がん検診 集団健診始まる/宮古島市
受診者増へ日曜も実施/積極的利用を呼び掛け
宮古島市の2022年度の住民健診(基本健診、特定健診、長寿健診)とがん検診(肺がん、胃がん、大腸がんなど)の集団健診が3日から宮古島市役所敷地内にある市保健センターで始まった。10日まで。今回は、受診率向上に向けて3、10日の日曜日も健診を実施。市健康増進課では「せっかく日曜日も実施しているが3日の日曜は28人しか受診していない。ぜひ、10日の日曜日も実施するので積極的に受診してほしい」と呼び掛けた。
今年度、市では、通常は年1回行われる集団健診の回数を2回に増やし、7月と10月に実施するとしている。
同課では、7月の実施期間中は市役所が参議院選挙の期日前投票の投票会場にもなっていることから、投票と一緒に受診するケースが増えることに期待を寄せている。
同課は「事前に届けられたはがきが無くても、健康保険証だけでも大丈夫なのでぜひ受診してほしい」と訴えた。
7月の集団健診は市保健センターで行われ、日程は3~10日までで、時間は午前が8時30分~11時まで。午後は1時~3時まで。
期間中の6日と7日は午前のみで、9日は休みだが、通常は実施しない日曜日も今回は実施するとしている。
同課は「働き盛りの40~50代の受診率が低いこともあり、休日の日曜日にも実施することで働き盛りの人たちも気軽に受診できるようになると思っている。ぜひ、積極的に受けてほしい」と呼び掛けた。
住民健診、がん検診ともここ数年は新型コロナの感染拡大の影響で、予定していた集団健診が中止や延期、期間短縮になるなど受診機会が減っている。さらに、長引くコロナ禍で健診会場から足が遠のいている傾向もあるようだ。
住民健診について、同課では「肥満の人や基礎疾患を持っている人は特に受診してほしい。今の自分の健康状態を知った上で、予防対策の徹底を図ってほしい」と訴えた。
がん検診についても「いろいろな病気も早期発見で重篤化しないで済む。自分の健康を維持することは新型コロナから命を守ることにもなるので、積極的に検診を受けてほしい」と呼び掛けた。