投票率45%前後見込む/期日前投票の伸び期待
選挙選、いよいよ最終盤/伊波、古謝両陣営
第26回参議院選挙(10日投開票)は7日、選挙最終盤の「三日攻防」に入った。宮古地区では盛り上がりに欠けるも期日前投票は日を追うごとに増えている。各陣営とも、投票率の行方が勝敗を左右するとみて最後の追い込みをかけている。最終的な投票率については、過去の投票率などから両陣営とも45%前後と予想するも「50%到達の可能性もある」として行方を注視している。
伊波洋一後援会宮古支部(國仲昌二支部長)の幹部は最終的な投票率について、3年前の40・05%以上とみるも、「40~50%の間ではないか」と予想。「ただ、期日前投票が伸びている。後半さらに伸びれば50%に届く可能性もある」と期待感を示した。
古謝げんた後援会宮古島支部(下地義治支部長)では「最終的には45~50%」と見込んでいる。同支部の幹部は「前回(40・05%)以上はいくが、50%は厳しいかも知れない」と予測。しかし、期日前投票の伸びなどを加味し50%台の可能性も示した。
盛り上がりに欠ける要因として、「長引くコロナ禍、生活が一変し、自分の生活を守ることにみんな必死」(伊波陣営)、「大票田の那覇市などを中心にした運動で、離島では候補者との接点が少ない」(古謝陣営)などと分析している。
今回の参院選は、9月の知事選への「前哨戦」と位置付け、各陣営とも基盤固めを狙う。
前回低調だった投票率に危機感を持ちながら「投票率が上がればわが陣営が有利」とみて、期日前投票へ行くよう呼び掛けるなど投票率アップへの取り組みを行っている。
市選挙管理委員会の仲間正人委員長は「若年層が行動を起こしてくれれば影響は大きい。若者の声を政治に反映させるためにも、投票所に足を運んでいただきたい」と有権者に呼び掛けている。