教育・文化 社会・全般
2022年7月10日(日)8:56
「危険回避能力高めて」/上野中で薬物乱用防止教室
上野中学校(渡久山英徳校長)で8日、薬物乱用防止教室が開かれ、全校生徒(113人)が、違法薬物の危険性について学んだ。宮古島警察署生活安全課少年係の砂川由依さんが訪れ講話した。砂川さんは県内や宮古島でも未成年者が大麻など違法薬物で検挙される事例が急増していることを説明しながら、「薬物は1回使うだけでも乱用。一度手を出すと取り返しがつかない。元に戻ることはできない」と警鐘を鳴らし、「正しい判断、正しい行動ができる知識を身に付け、危険回避能力を高めてほしい」と呼び掛けた。普段から薬物使用に誘われた時の「断り方」をシミュレーションしておくことを勧めた。また砂川さんは「10代で飲酒すると、依存症になるのは大人の3倍といわれている。依存症は自分の意思で飲酒をやめることができず、より強い刺激を求めるようになる。エスカレートし違法薬物に手を出す可能性が高くなる」と話した。今年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたが、「酒・たばこは20歳未満はダメ」と強くくぎを刺した。