乗降客数は49万7000人/前年同期比16万人の増
5、6月は10万人超える/宮古空港22年上半期
2022年の上半期(1月~6月)に宮古空港を利用した乗降客数は49万7123人となり、前年同期比で16万428人の増となったことがこのほど、宮古空港管理事務所(市空港課)のまとめで分かった。特に5、6月は単月で10万人を超えるなど伸びが顕著となっている。夏の観光シーズンを迎える今後、さらに増加する可能性がある一方、7月に入り増加傾向となっている新型コロナウイルスの感染状況が今後の乗降客数に影響を及ぼすことも懸念される。
22年上半期の乗降客数を月別に見ると、1月は4万8716人で前年同月比323人の増。2月は4万3670人で1万4859人の増。3月は9万2716人で1万9446人の増。4月は9万8410人で2万6504人の増。5月は10万4011人で4万464人の増。6月は10万9600人で5万8832人の増と、すべての月で前年同月実績を上回った。
増加人数が特に多かったのは6月と5月で、いずれの月も乗降客数は10万人超となった。単月で10万人を超えるのは20年11月以来となる。
新型コロナ感染拡大の影響が3月まではあまり見られなかった一昨年と比較しても、22年上半期は2万6211人の増となった。
乗降客数を路線別に見ると、最も多かったのは宮古-那覇線の28万9264人。次いで宮古-羽田線の11万230人。宮古-関西線は3万5913人、宮古-名古屋線は2万5832人、宮古-石垣線は2万88人、宮古-多良間線は1万5796人だった。
子どもたちが夏休みを迎える今後、例年であれば家族旅行やマリンレジャーを楽しむ観光客らによる来島が最盛期を迎える宮古島。しかし、新型コロナの感染者数は全国的に増加傾向にあり、流行の第7波に入ったとされるなど、さらなる感染拡大の恐れもあり、これからの感染状況が乗降客数の増減に影響を及ぼす可能性も懸念される。