市新型コロナ週間感染者数 初の1000人超に
17~23日は1290人を確認/4週連続で前週上回る
市は23日、市内での直近4週間の新型コロナウイルス新規感染確認者数を発表した。それによると17日から23日までの1週間の新規感染者数は1290人となり、これまでの過去最多週間感染者数を467人も上回り初めて1000人を超えた。週間感染者数が前週を上回るのは4週連続となる。1日の感染者数では20日に最多となる266人が確認されると、23日まで4日連続で200人台の確認が続いている。
これまでで週間新規感染者数が最も多かったのは5月8日から14日までの週に確認された823人だった。その週をピークにその後は減少が続いていたが、6月26日から7月2日までの週に前週比155人の増へ転じると、週を追うごとに感染者数は増加。17日から23日までの週は前週を556人も上回る増加幅となった。
17日から23日までの感染者数を日別に見ると最も多かったのは、これまでの過去最多だった5月24日の167人を99人上回った20日の266人。次いで23日の225人、22日の221人、21日の212人。最も少なかったのは18日の94人で、100人を超えなかったのは同日のみだった。
前週と比べ感染者数が減少した日は、9人減となった19日のみ。それ以外の日はすべて前週を上回った。増加幅が最も大きかったのは139人増となった20日で、次いで100人増の21日、98人増の22日、91人増の23日と続く。
7月23日現在、宮古地区で新型コロナ療養のため入院している患者数は、宮古病院に19人、民間病院に5人の計24人。1週間前の入院患者数は8人だったことから16人の増となっている。
県内で新型コロナの感染拡大が続いていることを受け、県は21日に「医療非常事態宣言」を発出。さらに緊急対策として▽換気やマスクの正しい着用など感染対策を心掛け不要不急の外出はできるだけ控える▽会食は4人以下、2時間以内で行い会話の際はマスクを着用する―ことなどを要請。要請期間は8月14日まで。
県による宣言、対策要請を受け、座喜味一幸市長も22日にコメントを発表し、市民に基本的な感染防止対策を引き続き行うよう求めるとともに、来島予定者に対しては来島前の十分な健康観察と感染対策の徹底、体調不良の場合は来島を延期するよう呼び掛けている。