7月は過去最多の4191人/5月の3073人を1118人上回る
8日間で200人超を確認/市新型コロナ感染者数
市の発表によると、7月の1カ月間に市内で新型コロナウイルスへの新規感染が確認された人数は4191人となり、これまでの過去最多だった今年5月の3073人を1118人上回り、過去最多を更新する結果となった。前月比では3065人の増となった。1日の感染者数が最も多かったのは26日の278人で、過去最多人数となっている。同日を含め7月で1日の感染者数が200人を超えた日は8日間に上った。
今年度の1カ月の新規感染確認者数を月別に見ると、4月が1665人、5月は3073人、6月が1126人と月ごとに増減を繰り返している。
7月の感染状況を見ると、7日に113人を確認すると12日からは6日連続で100人台となり、20日にはこれまでの1日として最多だった5月24日の167人を大幅に上回る266人となり初めて200人台の人数を確認。その後も3日連続で200人台となり、26日には20日の人数を12人上回る278人となり過去最多を更新。さらに28、30、31日も200人台の感染が確認されるなど、中旬から増え始め、20日以降から月末にかけて急激に拡大していったことが分かる。
毎回、感染者数が少なくなる傾向にある月曜日の人数を見ても、4日が22人、11日が34人と月の前半は7月としては少ない人数となったものの、18日は94人、25日は98人と後半は100人に迫る多さとなった。
市内での感染拡大を受け県立宮古病院は、7月19日から外来診療の制限と病棟の縮小を実施。制限期間は当初8月1日までを予定していたが、感染者数が高止まりしているとして同15日まで延長された。
県全体でも感染が拡大していることから、県は7月21日に「医療非常事態宣言」を発出。さらに緊急対策として▽換気やマスクの正しい着用など感染対策を心掛け不要不急の外出はできるだけ控える▽会食は4人以下、2時間以内で行い会話の際はマスクを着用する-ことなどを要請している。
市も市民に対し、基本的な感染防止対策を引き続き行うよう求めるとともに、来島予定者に対しては来島前の十分な健康観察と感染対策の徹底、体調不良の場合は来島を延期するよう呼び掛けている。