11月にも接種開始へ/オミクロン株対応ワクチン
市、医師会と時期相談
新型コロナウイルス感染症に関連し、オミクロン株対応ワクチンの接種について、国は早ければ10月半ば以降に初回接種完了者に対して接種を開始することを想定し、準備を進めている。9日には厚生労働省がオンラインで各市町村に説明した。市では地区医師会と相談しながら11月ごろから開始する方針だ。
使用するワクチンはファイザー社とモデルナ社が開発中のもので、オミクロン株(BA・1)と従来株に対応した2価ワクチン。それぞれ10日までに薬事承認申請がされている。薬事承認がされれば、9月中には輸入が開始される見込み。輸入後、接種開始まで一定の配送期間が必要なことから、市では11月ごろと見込んでいる。
一方、オミクロン株対応ワクチンの接種間隔について、現時点では「明らかになっていない」ことから、市新型コロナウイルスワクチン接種対策室ではオミクロン株対応ワクチンの接種準備を進めながら既存のワクチン接種も推進していく。
同対策室では「(オミクロン株対応ワクチンの)接種間隔が分からないため、新たに変異した株が出現したら当分ワクチン接種できないということも懸念される。当然準備は進めていくが、従来のワクチンの接種も呼び掛けていく。また、市だけではなく地区医師会とも相談し、新たなワクチンの接種時期については検討していく」と話した。