863万円の補正追加可決/予算総額31億8741万円に
放送ネット整備契約も承認/22年度村一般会計/多良間村議会臨時会
【多良間】村議会(福嶺常夫議長)の臨時会が15日、村議会議場で行われた。予算関連では2022年度村一般会計補正予算として863万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ31億8741万円とする案が計上され、全会一致で可決。放送ネットワーク整備支援事業などの工事を1億8700万円で契約することに議会の議決を求める議案も承認された。
歳出は総務費に640万円、商工費に20万円、土木費に203万円となっている。
質疑では豊見山正氏が、土木総務費の旅費の説明を求めた。それに対し亀川竜也土木建設課長は「今回、団地の新規4棟建設予定だが、現場管理委託の契約をしてあるので、その旅費」と回答した。
豊見城玄弘氏は土地登記委託料と保有財産用地購入について「土地を購入することによってどういったビジョンがあるか」と質問。これに亀川土木建設課長が「空港拡張に伴い滑走路内の安全区域がアカダン線にかかっている。無地番道路であり地番を当てて分筆業務をするための測量の委託」と説明した。
また「南北線は大雨だと個人の用地に水が流れてあふれてしまう。個人の用地ではあるが排水路も老朽化しているため利用しづらいという声もあり、末端処理をし、用地の確保をして浸透池として利用する」と説明した。
今臨時会では、2022年度放送ネットワーク整備支援事業および無線システム普及支援事業・多良間村FTTH(家庭向け光ファイバー使用通信サービス)化工事の契約締結についても可決した。工事費用は1億8700万円で、契約の相手は住友電気工業(大阪府)となっている。