宮古島の魅力発信に期待/博多大丸「九州探検隊」
市がアンバサダーに認定/デパートでの物販やPR可能に
宮古島市は19日、博多大丸(本社福岡市)の「九州探検隊」を情報発信アンバサダーに認定した。同社が運営するデパートでの販売や、専用サイトで積極的に情報発信し、地域の活性化の一翼を担う。九州・沖縄の各市で認定が進められており、宮古島市は91市目となる。
市役所で認定式が開かれ、座喜味一幸市長と同社の村本光児取締役が認定証に署名した。
博多大丸は大丸松坂屋百貨店の関係店で、売上高は2020年度2月期で約350億円という。
九州探検隊は、2018年に同社開業65周年を記念して企画されたプロジェクト。九州沖縄の全119市を訪問し、魅力ある物や人、文化を発掘している。
同隊の活動に賛同した市から情報発信アンバサダーとして認定を受けており、沖縄県内では宮古島市が8市目となった。
認定後は、デパート売り場や催場などで物販やPRが可能となるほか、中元・歳暮ギフトや富裕層をターゲットにした外商、ウェブショッピングなど販路拡大が期待されている。
座喜味市長は「なお一層、宮古島をPRしていただけると期待している。お互いがウィンウィンの関係で元気な日本に貢献できるよう願っている」と語った。
村本取締役は「百貨店は商品開発に長けており、宮古島の名物を作りたいと夢を描いている。これを機会に情報交換して、いろいろなアイデアを進めたい」と発展を願った。
同席した九州探検隊の角田英一さんは「今後は宮古島の魅力発信のために、ホームページでのPRを皮切りにさまざまな取り組みを実行したい」と話した。
アンバサダー 大使、使節。日本では自治体・機関・企業などから起用されて広報活動を行う人を指して用いられることが多い。