11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
教育・文化
2022年8月24日(水)8:59

伊良部島小中に文科大臣賞/野生生物保護功労で表彰

サシバ保護の功績たたえ/環境省など

 

文部科学大臣賞の受賞を喜ぶ国吉会長(左から2人目)と仲間会長(同3人目)=23日、県宮古合同庁舎

文部科学大臣賞の受賞を喜ぶ国吉会長(左から2人目)と仲間会長(同3人目)=23日、県宮古合同庁舎

2022年度愛鳥週間野生生物保護功労者表彰の伝達式が23日、県宮古合同庁舎で開かれ、伊良部島小学校・中学校(與那覇盛彦校長)に文部科学大臣賞が贈られた。サシバの飛来数調査など、野生生物保護に顕著な功績が認められた。同賞は、伊良部中時代の1991年と2014年に2度受賞しており、伊良部島小・中に統合されてからは初の受賞。

第76回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」(主催・環境省、日本鳥類保護連盟)が5月に開かれ、受賞が決定していた。全国から67個人・団体が表彰され、文部科学大臣賞は2団体に贈られた。

同校は、統合前の伊良部中時代からサシバ保護のため、ポスターやチラシの作成、広報パトロール、飛来数調査などを長年行っている。統合後も活動を継続し、昨年は国際サシバサミットにも参加した。

伝達式で県環境部の金城賢部長(代読・出井航県自然保護課長)は「これまでの環境保全や保護啓発活動も評価され、受賞したことを県としても誇らしく思う」とたたえ、「県の環境保全の模範として活躍してほしい」と期待した。

受け取った伊良部島中生徒会の仲間泰心会長は「素晴らしい賞を受賞し、うれしく思う。サシバが過ごしやすい島にするため、休息する森林の保護など私たちにできることに精いっぱい取り組みたい」と語った。

伊良部島小児童会の国吉勇大会長は「受賞してうれしい。ごみ拾いなど自分ができることを頑張って、サシバを守りたい」と話した。

サシバは全長約50㌢。夏鳥として本州、四国、九州などで繁殖し、秋にはその年生まれた幼鳥などとともに越冬のため南下する。10月の寒露の時期を中心に、南下の中継地点として宮古島や下地島に飛来し、羽を休める。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!