旧平良庁舎に大量の備品/宮古島市
市民対象の譲渡会開催へ
旧市役所平良庁舎の地下駐車場にデスクやソファ、ロッカーなどの備品がずらりと並んでいる。新庁舎供用開始に伴い、使用されなくなった市の備品で、市は市民を対象に譲渡会を開催する予定だ。開催時期は新型コロナウイルス感染症の影響で未定となっているが、市では「(新型コロナが)落ち着いたら早めに開催できれば」と話した。
市の備品については7月に集約作業が行われ、地下駐車場に置かれた。8月には庁舎内の清掃作業が行われたという。地下駐車場には大量のデスクやロッカー、ソファなどが並んでいた。
一方、旧平良庁舎については、8月19日に「利活用検討委員会」が設置された。事務局が示した整備方針案では、平良庁舎を「市民と観光客との交流拠点」と位置付け。
市民は日常生活の場所として買い物や食事、活動のため、観光客は観光拠点として訪れるとし、「市民活動が行われる空間に観光客が立ち寄ることで、市民との交流のきっかけが生まれる」とし、利活用方法では、▽観光振興▽市民活動の場▽教育機関▽大手コーヒーチェーン▽スタートアップ企業への貸しオフィスーの5項目が挙げられている。