産業・経済
2022年8月30日(火)8:59
雨不足でキビ畑にかん水/多良間
晴れ続きで申し込み多数
【多良間】まとまった雨が降らず、サトウキビへの影響が懸念される中、村ではかん水作業が行われている。27日にはトラック組合のトラックが、何度もため池と畑の間を往復してかん水作業を行った。
村のかん水事業は19日から始まっているが、一時雨が降るなどして中断していたこともあり農家からの申し込みが鈍かったが、ここ数日間の晴れ続きで、農家から30件ほどの申し込みがあったという。農家負担は1台当たり1500円。
村内で特に干ばつが見られるのは字塩川のクツバル地区で、サトウキビが立ち枯れしている畑も見られる。村トラック組合の10トントラックが1日何回も、水をため池からくみ上げ、申し込みのあった農家の畑にかん水作業を行っていた。
村の担当者は「農家からの要望があればまだ受け付ける。池の水にも限りがあるので雨が少しでも降ることを期待しながら、かん水作業は行っていく」と話した。