万一に備え防災意識高める/JA地区青壮年部が講習会
「防災週間」初日に開催
8月30日から9月5日は「防災週間」。JAおきなわ宮古地区青壮年部(宮平浩幸部長)はその初日となる30日、防災講習会をJAおきなわ宮古地区本部で開いた。会員らの防災意識を高め、万が一の事態に備えることを目的に初めて開催された。会員ら約20人が参加し、真剣な表情で聴き入っていた。
講師には宮古島地方気象台南海トラフ防災官の西銘司さん、市防災危機管理課課長補佐兼係長の仲地一政さんが招かれた。
西銘さんは「宮古島で想定される災害(地震編)」をテーマに、地震や津波が発生する仕組みなどを解説した。ハザードマップの活用や、家族間の安否確認方法の重要性を訴えた。
宮古島で想定される地震として、陸域の浅い地震(宮古島断層地震)の可能性を挙げた。震源に近い一部の地域は震度7が想定されることを説明した。
仲地さんは、地震・津波に対する防災対策について講話した。津波避難時の心得として▽揺れが収まったら警報・注意報を待たずにすぐ避難▽情報の収集は安全な場所に移動してから▽警報が解除されるまで避難を続ける-などを挙げた。
主催者あいさつで宮平部長は「地震や津波に対する防災意識が低いことに危機感を感じている。何か起こった時に迅速に動けるように、防災意識を高めよう」と呼び掛けた。