県「不要不急の外出控えて」 台風12号接近
台風12号が接近しているため、県は12日午後1時半から県庁と各地域をオンラインで結んで災害対策本部会議を開催した。宮古島地方には12日夕方に最接近するとの見通しが報告され、玉城デニー知事は「台風が接近している間は、不要不急の外出は控えてほしい。畑や漁船、海の様子を見に行くといった、危険な場所に近付く行動は、絶対にやめてほしい」などと呼び掛けた。
会議では、台風が近づいている宮古地方と八重山地方について、県が把握している情報が報告された。宮古病院と附属診療所は、12日の一般外来診療を休止しており、13日以降も暴風警報が発表されている場合は、休止を継続する。宮古地方の公立学校は休校しており、暴風警報解除後に再開するという。
宮古地方本部からは、航路、空路、路線バスが12日は全便欠航となっているほか、池間大橋と伊良部大橋は同日午前7時から通行止めとされているなどの報告があった。同本部は「これから長時間の対応が必要となることが見込まれる。引き続き24時間体制で情報収集に当たっている」と語った。
また、県農林水産部は今後について「台風通過後は市町村と連携し、被害状況の詳細な把握を行い、被害対策や早期の復旧に務める」とした。