多良間 最大瞬間風速37㍍を観測/台風12号
村内各地で倒木など確認/けが人などの報告はなく
【多良間】強い台風12号の接近に伴い、多良間村では12日午前11時19分に仲筋(多良間空港)で最大瞬間風速37・0㍍を観測した。11日午前0時からの24時間雨量は149・0㍉となっている。村は暴風警報発表を受け11日午後6時に避難所を開設。12日午後3時現在で避難している人はおらず、けが人の報告もないという。
この台風の影響で村内の道路では各地で倒木が見られ、一周道路では通行をふさぐように大きな木が倒れていた。
沖縄電力によると村では390戸が停電(午後3時現在)しており、暴風雨のため、復旧作業を待機している。40代の主婦は「先週に引き続きの台風なので、生活物資が不足するのが心配。今のところ、ストッカーに数日分はあるが、停電になると全部だめになってしまうので」とため息をついた。
沖縄気象台では台風の動きが遅いため先島諸島では台風の進路などによっては14日も暴風が継続する恐れがあるとみている。また、宮古島地方では13日にかけて警報級の大雨となる可能性もあるとして、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒、注意するよう呼び掛けている。