11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
産業・経済
2022年9月15日(木)9:00

台風12号、キビ被害額は1億600万円/宮古島市

梢頭部折損や葉裂傷など/襲来間隔短く、被害少なく

 

台風12号の暴風の影響で倒伏したサトウキビ=5日、上野宮国のほ場

台風12号の暴風の影響で倒伏したサトウキビ=5日、上野宮国のほ場

宮古島市は14日、台風12号のサトウキビ被害(速報値)などをまとめた。それによると被害額は1億618万円となっている。サトウキビは梢頭部折損や葉片裂傷など見られたものの、前回の台風11号ほどの被害は確認されなかった。今後は、塩害などの被害が懸念されるため、市では「かん水などで塩害対策をしてほしい」と呼び掛けている。

市農政課では「前回の台風11号の影響でサトウキビは横倒しになっており、今回の台風は風もさほど強くなく、台風発生の間隔も短かったことで被害が抑えられたのではないか」とみている。

製糖工場関係者は「前回の台風が去った状況からさほど変わらない。幸いなことに台風11号と12号が同じ方向に風が吹いたこと。そうでなければ被害はもっと大きくなったかもしれない」と話した。また、今後の生育については「まだ9月中旬。今後、新しい葉ができるまでの期間が長くなればさらに影響は大きくなると思う」と話した。

除塩などを目的にかん水する農家も予想されるが、宮古土地改良区では、決められた曜日以外に使用すると他の組合員のかん水に支障が出るため、「曜日と適正な水量、使用時間は必ず守るようにしてほしい」と呼び掛けている。

このほか、台風12号に伴う市の被害として、農林水産部が所管する施設のトタン屋根破損で18万4000円のほか、観光商工スポーツ部所管の多目的前福運動場の防球ネット一部破損、総務部所管の佐和田の浜防災監視カメラの故障が報告された。いずれも被害額は査定中となっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!