マイナカード 交付率向上へ特設ブース/宮古島市
サンエーなどで出張受付/今月末申請、ポイント最大2万円分
マイナンバーカードの交付率向上を目指して、市は17日、サンエー宮古島シティとAコープうえの店で出張申請受け付けを実施した。特設ブースが設置され、2カ所で計118人の市民が申請を済ませた。市市民課は「マイナポイントをもらうには9月末までの申請が必要。忘れずに申請していただきたい」と呼び掛けた。
auショップサンエー宮古島シティでは、市職員3人が対応、必要な手続きを行った。3連休の初日とあってか来店者が多く、同店では87人が申請を行った。
この日の申請についてはカードを自宅に郵送するか、市役所窓口で受け取るかを選択できた。約1カ月後には交付される見込み。
宮古島市におけるマイナンバーカードの交付枚数は、8月末時点で1万9131枚となり、人口に対する交付枚数率は34・5%。今年4月からは3・4ポイント向上したが、全国および県平均を下回っている。
同カードは、政府のデジタル推進の中核となっているが、全国的に伸び悩んでいる。8月末時点で全国は47・4%、沖縄県は37・9%となっている。
政府は昨年に続き、普及率の向上を図ろうと「マイナポイント」事業の第2弾を6月末から開始。カードの新規取得や健康保険証としての利用申し込みなどを行えば、最大で2万円相当のポイントを受け取ることが可能となっている。
マイナポイント第2段に参加するには今月末までに申請する必要がある。7月からは各携帯電話ショップで申請サポート事業が始まっており、最短10分で完了するなど申請しやすくなっている。
マイナンバーカードとは個人番号が記載された顔写真付きのカードで、本人確認の身分証明書として利用することができる。各種行政手続きのオンライン申請をはじめ、コンビニエンスストアなどで住民票などが取得可能となっている。