家族連れが滑走路ウオーク/宮古空港「空の日フェスタ」
4年ぶり開催に70人参加/化学消防車の放水見学も
9月20日の「空の日」、同20~30日の「空の旬間」に伴う宮古空港「空の日フェスタ」が24日、同空港で行われた。午前6時30分から、滑走路でランウェイウオークが行われ、参加した家族連れら約70人が朝日と心地よい秋風を感じながら広々とした滑走路を歩き、「広くて気持ちいい」などと広大な眺めを満喫した。空港ターミナルでは、子供たちが航空会社の制服着用撮影会を楽しんだ。
「空の日フェスタ」は、空への関心と航空業務への理解を深めることを目的としている。
台風や新型コロナの影響で4年ぶりの開催となったランウェイウオークには、多くの親子連れらが参加。バスに乗って滑走路の北端に移動し、同空港に配備されている化学消防車との記念撮影、放水見学を行った後、誘導灯がともる全長2000㍍、幅45㍍の滑走路をそれぞれのペースで歩き、広大な空港敷地と周辺の景色をのんびりと楽しんだ。
下地夏菜子さん(平良第一小3年)は「きょうは天気が良くてよかった。広くて気持ちがいい」とはにかみ、弟の隆太郎君(同1年)は「早起きは大変だったけれど楽しい。化学消防車はかっこよかった」と話した。
2人を誘った祖母の垣花優子さん(63)は「滑走路に入れる機会はめったにない。良い経験になると思った。想像以上に広くて気持ちがいい」と述べた。
空港ターミナル1階中央アメニティでは、全日本空輸(ANA)によるパイロット、客室乗務員、グランドスタッフの子供制服着用写真撮影会が行われた。
客室乗務員の制服を着た松田環さん(平良第一小3年)は、「かっこいい制服を着られてうれしい」と感想。ランウェイウオークについては「近くで見た滑走路はすごく広くて、ライトがきれいだった」と話した。