健康確保、職場環境改善を/健康職場目指す宣言採択
指さし呼称でスローガン確認/宮古地区労働衛生大会
10月1日から全国労働衛生週間が始まるのを前に、2022年度宮古地区労働衛生大会が27日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開かれた。関係事業所の社員らが参加し、「健康確保対策と職場環境の改善を進め、誰もが安心して健康に働ける職場を築いていく」などとする大会宣言を採択したほか、同週間のスローガンを指さし呼称で読み上げ確認した。
10月1日から7日までの全国労働衛生週間に合わせ開催されている同大会。県労働基準協会宮古支部、建設業労働災害防止協会県支部宮古分会、港湾貨物運送事業労働災害防止協会沖縄総支部宮古支部、陸上貨物運送事業労働災害防止協会県支部宮古分会の主催で、宮古地域産業保健センターが共催している。今年度のスローガンは「あなたの健康があってこそ 笑顔があふれる健康職場」。
大会では主催者を代表して県労働基準協会宮古支部の上里明通支部長が「病気にならない、させないということは自分を含め家族の思いであり、働く仲間の思い。健診結果の活用と同時に生活習慣の見直しを行おう」などとあいさつした。
宮古労働基準監督署の津田太郎署長は「健康長寿沖縄の復活の鍵は働き盛り世代の健康改善にあると言われている。職場でしっかり心と体の健康確保対策を進めていただき、安心して健康に働ける職場作りをお願いします」と呼び掛けた。
参加者たちは「健康であることは、働く上での最も基本である。それぞれの職場で一丸となって健康確保対策と職場環境の改善を進め、誰もが安心して健康に働ける職場を築いていくことをここに宣言する」などとする大会宣言を全会一致で採択。指さし呼称で週間スローガンを読み上げた。
特別講演として沖縄産業保健総合支援センターの西里えり奈メンタルヘルス対策促進員が「職場のメンタルヘルス対策」をテーマに講話を行った。
同週間は、労働者の健康管理や職場環境の改善など労働衛生に関する意識を高め、職場の自主的な活動を促して労働者の健康を確保することを目的としている。