感性豊かな作品一堂に/市民総合文化祭が開幕
23日まで展示一般の部/未来創造センター
「創造する市民の文化」をテーマに第17回市民総合文化祭(主催・市、市教育委員会、市文化協会)の展示部門一般の部が21日、市未来創造センターで開幕した。初日は園芸や華道、書道、美術といった市民の感性豊かな作品がずらりと並んだ。初日から市民が足を運び、出品者の作品を鑑賞した。期間は23日までで、時間は午前10時~午後6時(最終日は午後5時)となっている。2日目となる22日からは茶道も行われる。
一般の部の展示は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。同日午前10時からは開会セレモニーが行われた。
この中で座喜味一幸市長は「復帰50周年に当たる今年は29日に美ら島おきなわ文化祭2022の交流事業として詩(ことば)の祭典が併催することとなり、コロナ前に比べても盛大な文化イベントになる。市民の多様な文化的関心を満たすことのできる良い機会なので多くの皆さんの来場を待っている」と呼び掛けた。
市文化協会の饒平名和枝会長は、「一人一人が文化芸術活動に積極的に関わるなどコロナ禍で自分自身や社会と対峙(たいじ)しながら研さんされたエネルギーを表出した力強い作品が生まれることを期待している。鑑賞した市民の皆さんには多くの感動の輪が広がり、創造的な活動や活力につなげてもらえればうれしい」と話した。
市教育委員会の大城裕子教育長、市議会の上地廣敏議長もあいさつし、それぞれ文化の祭典の幕開けを喜んだ。
会場には初日から多数の市民が訪れて文化作品を鑑賞。各ブースをくまなく回り、出品者の日ごろの文化活動の成果に触れた。
園芸は公民館入り口、美術は市民ギャラリー、書道は図書館ブラウジングコーナー、華道は図書館コーラルプレイスで行われている。茶道は22、23の両日に和室で実施される。児童生徒の部は29、30の両日に開催される。
文化祭は、市民文化の向上を図り、併せて心豊かな文化都市宮古島市の創造の場とすることが目的。