民謡や舞踊などで魅了/市民文化祭「芸能祭」
3年ぶりに宮古芸能堪能/14団体が多彩な演目披露
「揃(スゥル)い響(トゥユ)まし」をテーマに第17回市民総合文化祭「芸能祭」(主催・市、市教育委員会、市文化協会)が23日、マティダ市民劇場で開催された。舞台には14団体、約160人が出演し、宮古民謡や琉舞、エイサーなど多彩な演目を繰り広げた。新型コロナウイルス感染症の影響で2回中止を余儀なくされ、今回は3年ぶりの開催で出演者、観客ともに芸能祭の雰囲気に浸っていた。
文化協会の饒平名和枝会長は「市民文化祭が3年ぶりに開かれ、うれしく思う。芸能部会もコロナの影響で本来の活動が制限されていたが、困難を乗り越え研さんを積んだ舞台はこれまで以上に華やかなうたげが繰り広げられると期待している。宮古の多種多様な芸能を楽しみ心豊かな時間を過ごしてほしい」とあいさつした。
文化協会芸能部会には31団体が所属しているが、今回から出演団体を約半数にして、隔年で出演する方針に変更した。
宮古民謡保存協会、宮古民謡協会の唄・三線、踊り、琴、太鼓で舞台が幕開けした。「とうがにあやぐ」と「大世栄(ウプユウパイ)」を踊り手が格調高く舞い、客席から大きな拍手が起こった。
次々と、繰り広げられる出演者の日ごろ修練した歌や三線、舞踊などが観客を魅了した。