10月の発生届けは198人/市新型コロナ
1日最多18人、0人は3日間
10月の1カ月間に宮古島市で新型コロナウイルスに感染したとの発生届けがあった人数は198人だった。日別に見ると最も多かった日は18人。届けが0人だった日は3日間あった。日により人数にばらつきがあり、増加、減少の傾向は見られない状態となっている。市では、年末年始に向け感染拡大の懸念があるとして、オミクロン株にも対応したワクチン(2価ワクチン)接種の検討などを呼び掛けている。
県は9月26日から、新型コロナ感染者の全数把握の見直しを実施。それにより現在、発表されている宮古島市での感染者数は、届け出対象となっている▽65歳以上▽入院が必要な人▽重症化リスクがあり、かつ治療薬または酸素投与での治療が必要な人▽妊婦―に限られている。
宮古島市での10月の発生届け人数を日別に見ると、最も多かったのは5日の18人。次いで2日と25日の15人、19日の13人、4日と26日の12人。10人以上だった日はこの6日間のみとなる。
発生届け人数が最も少なかったのは、10日と17日、31日の0人。11日と20日は1人、3日と16日は2人だった。
2日連続で10人を超えたのは、4、5日と25、26日のみ。2日連続で0人という日はなかった。1桁代の日が多いものの、人数には日によってばらつきが見られる。
市では感染防止、重症化予防対策として、10月から2価ワクチンの接種を開始。2回以上の接種を終えている12歳以上が対象で、11月からは4回目接種を終えているものの2価ワクチンが未接種の人を対象とした5回目接種も始まった。
市の担当者は「最近は人の動きが増えている。感染拡大が懸念される年末年始に向け、2価ワクチンの接種がまだの人はぜひ、早めの接種を検討していただきたい」と呼び掛けている。