04/23
2025
Wed
旧暦:3月25日 先負 辛 
産業・経済
2022年11月22日(火)8:59

ハーベスター値上げに助成を

農家の窮状訴え市長に要請/きび生産組合

 

座喜味市長にハーベスターの刈り取り料金値上げに対する助成を要請した5地域のさとうきび生産組合のメンバー=21日、市役所

座喜味市長にハーベスターの刈り取り料金値上げに対する助成を要請した5地域のさとうきび生産組合のメンバー=21日、市役所

平良、城辺、下地、上野、伊良部の5地区のさとうきび生産組合は21日、市役所に座喜味一幸市長を訪ねハーベスター刈り取り料金値上げに対する助成を要請した。これに対して座喜味市長は理解を示し、今後検討するとの見解を示した。

5地域の生産組合からの要請では、ウクライナ情勢などの影響で、燃料、肥料、農薬等の生産資材費が上昇し続けて生産コストが増加する中、追い打ちをかけるようにハーベスター刈り取り料金も改定されたことを説明。

その上で「現状では生産農家の収入が減少して生産意欲の低下を招いてしまう。このままではさらに農家経営は厳しくなり、キビ生産者の離農も懸念される。意欲と希望を持って生産し続けるためにも要請の趣旨を理解してもらいハーベスター収穫に係る料金について助成してほしい」と訴えた。

これに対して、座喜味市長は「市としては現在、農家の所得、手取り増加のためにいろいろ案件に取り組んでおり、できるだけ財政出動しようとの思いでいる」との考えを示した。

その上で「機械化が進んでその手数料を払っていくと農家の手取りは減る。構造的な部分も検討する必要がある。個別経営から地域営農などの形にすることなども課題。皆さんの知恵ももらいながら、要望の内容をしっかり受け止めて地域の糖業が振興できるよう市も前向きに頑張りたい」と述べた。

5地区の生産組合のメンバーはこの日、市議会の上地廣敏議長にも同様の要請を行い、サトウキビ農家の厳しい現状を訴えながら要請の趣旨に理解を求めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!