宮古島市 累計感染者2万人超える/新型コロナ
新たに6件の発生届け/県全体で増加傾向に
県は23日、宮古島市で新たに6人の新型コロナウイルス感染者の発生届けがあったと発表した。これにより宮古島市内の感染者は累計2万人を超えた。これは人口の約36%となっている。多良間村では新たな発生届けはなかった。県全体は計558人(前週比201人増)の新規陽性が判明。県内で前週比1倍超が続いている状況について県は「じわりじわりと感染者数が増加している。日ごろからの感染対策の実践と2価ワクチンの追加接種を積極的に検討してほしい」と呼び掛けた。
宮古島市で届け出があったのは0歳から90歳以上の6人で、内訳は65~69歳が5人、80~89歳が1人となっている。
宮古地区で入院している新型コロナ患者は、宮古病院が3人(中等症1人、軽症2人)、民間病院の1人(中等症1人)。病床使用率は10・8%となった。宿泊施設療養中は6人となった。
県全体の直近1週間の新規陽性者数(人口10万人当たり)は154・11人で、全国47番目の感染状況が続いている。全国ワーストは北海道(1139・35人)で、全国平均は489・25人だった。
10月12日以降で初の500人を超える感染者が確認されたことを受け、県保健医療部の城間敦感染症総務課長は県内の状況について「さらなる感染拡大につながらないよう大人数長時間の集まりは避け、症状がある場合は外出を控えてほしい」と強調した。
また、感染した場合に備え「あらかじめ自宅で検査できる医療用抗原検査キット、発熱した際の市販の解熱剤、日用品や食料品の準備をしてほしい。感染した場合の対応などについては県のホームページに掲載してあるので事前に情報収集し、いざという時の対応を共有してほしい」と呼び掛けた。