上野、北を県大会に推選/地区小・中音楽発表会
小学校は伊良部と平一/21組が息合った歌声響かす
第44回宮古地区小・中学校音楽発表会(主催・宮古地区小中学校音楽教育研究会)が23日、マティダ市民劇場で開催された。小学校の部に10組、中学校の部に11組が出場。この日のために練習を重ねてきた息の合った歌声のハーモニーを会場に響かせた。審査の結果、県大会派遣推薦グループに小学校では伊良部島6年1組と平良第一6年1組、中学校では上野3年と北3年4組が選ばれた。
同発表会は、多くの児童生徒に日ごろの授業の成果を発表する機会を与え、演奏を通して音楽に親しむ態度を育むことなどを目的に開催されている。
3年ぶりの開催となる今回は、小学校の部に池間から1組、伊良部島、平良第一、南から各2組、下地から3組、中学校の部には狩俣、伊良部島、久松、池間、城東、平良、西辺、上野、北、下地、鏡原から各1組が出場。午前中に小学校の部、午後から中学校の部が行われた。
小学校の部開催に先立ち、あいさつに立った地区小中学校音楽教育研究会の平良勝枝会長は「子どもたちが一生懸命に練習してきた成果を発表すると思うので、たくさんのエールを拍手で送ってもらいたい」と来場者に呼び掛けた。
舞台では、出場児童生徒たちが指揮とピアノ伴奏に合わせ、みんなで練習に取り組んできたそれぞれの発表曲を披露。一生懸命に歌う子どもたちを来場者は大きな拍手でたたえた。
県大会派遣推薦グループに選ばれた4組は、12月26日に沖縄市民会館で開催される全沖縄学校音楽発表会に出場する。
今回の発表会は、新型コロナウイルス感染防止対策として、小学校の部と中学校の部をそれぞれ前後半に分け、前半、後半で観客を入れ替えることで館内換気に努めたり、来場者に館内でのマスク着用や、大きな声での声援は行わないことなどが求められた。