島の特産品ずらり/宮古の産業まつり開幕
50事業所が商品アピール/JTAドームできょうまで
第45回宮古の産業まつり(主催・同まつり実行委員会)が3日、JTAドーム宮古島で開幕した。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催。今回のテーマは「うまむぬ!すぐりむぬ!みゃーくぬ宝」。約50事業所が出展し、島の特産品を展示即売したほか、宮古島市の姉妹・友好交流都市のブースも所狭しと並んだ。会場には初日から多くの市民が来場し、各ブースで目当ての品を買い求めた。きょう4日まで。
開会式であいさつした同まつり実行委員会会長の根路銘康文宮古島商工会議所会頭は「家族で楽しめる内容となっている。このまつりを契機に宮古圏域の新たな島おこしを図るべく、今後も地域特性を生かした産業振興を目指し関係機関と連携の下、宮古経済の自立化に向けて取り組んでいきたい」と述べた。
会場では▽農畜産物▽木工芸▽織物▽泡盛│などの販売ブースが並び、来場者を呼び込んでいた。
宮古島市の姉妹・友好都市のブースでは宮古では買えない特産品が販売され、にぎわいを見せた。なかでも熊本県山鹿市の椎茸の詰め放題では来場者が袋いっぱいに椎茸を詰めようと工夫していた。
屋外では飲食店ブースが展開され、自慢の料理や飲み物などを販売した。ヤギ汁、ヤギミルクジェラートなどから祭り定番のたこ焼き、焼きそばなどのコーナーもあり、お昼時には混雑していた。
ステージでは、祭りに花を添えるダンス・太鼓パフォーマンス、姉妹・友好交流都市のPRも行われ、買い物客が足を止めて楽しんでいた。
玉城デニー知事(代読)と、座喜味一幸市長が来賓祝辞で祭りの開催を祝った。
同まつりは地元の産業に対し理解を深めてもらうとともに、生産者の生産意欲を高めることなどを目的に開催している。