来場者2日間で2万人超/宮古の産業まつり
んまむぬ杯「ビバ45°」栄冠/ちびっこカラオケは漢那兄弟V
第45回宮古の産業まつり(実行委主催)は最終日の4日、JTAドーム宮古島で島の特産品展示即売が行われ、大勢の人出でにぎわった。来場者が実食し投票でおいしい料理を決める「んまむぬ杯」、子供たちのカラオケ大会は盛り上がりをみせた。3年ぶりの開催で、実行委によると来場者は2日間で延べ2万人を超えた。
宮古島ならではの「B級グルメ」開発を目指すイベント「第6回宮古島んまむぬ杯(ふぁい)」(主催・宮古島調理師会、共催・りっぷる)は、ビバ。45の「宮古島産マグロのゴマ焼きタコス」がグランプリに輝いた。準グランプリはさんご家の「宮古島産マグロみそとチーズのトルティーヤ」、居酒屋あらだてぃキッチンの「宮古島産マグロレアカツ」、宮古島調理師会長賞にはビストロちぃぽっぽ、宮古島漁業協同組合長賞にはドンコリismがそれぞれ選ばれた。
予選は、43事業者が指定食材「宮古島産マグロ」を使った53品を1カ月間、各店で提供。LINEによる投票(有効投票数1041票)でランチ系、ディナー系各3品の計6品が選出された。
本選は産業まつり最終日に行われ、来場者先着100人に整理券(1000円)を販売し、実食後、投票用紙で「一番マグロが輝いている」品に印を付け投票してもらった。
グランプリに輝いたビバ。45の佐藤壮太店長は「宮古島産マグロのおいしさを伝えられるよう工夫した。店のメニューにも加えたい」喜びを話した。
子供たちがカラオケで歌う「のど自慢大会」には2歳から小学6年生までの10組が出演。思い思いの衣装とパフォーマンスで会場を沸かせた。
優勝したのは漢那仁君(伊良部島小6年)、諒君(同4年)の兄弟で、ねじり鉢巻き姿の兄仁君は鳥羽一郎の「鯱(しゃち)」を熱唱、弟諒君は大漁旗を振り、発泡スチロールで作ったという漁船から一本釣りでカツオを2匹、3匹と釣り上げる圧巻のパフォーマンスを披露し、会場から大きな拍手を受けた。
準優勝は伊佐向葵さん、審査員特別賞は加屋本真穂さんだった。
産業まつり実行委員会会長の根路銘康文宮古島商工会議所会頭は「んまむぬ杯」の表彰式で「長く開催できなかった産業まつりが盛況な形で実行され、各種イベントも併設できたことに喜びを感じている」と話した。