一般会計に22億円追加/12月定例会が開会
市当局、36議案を提案/市議会
市議会(上地廣敏議長)12月定例会が6日、開会した。今定例会には歳入、歳出共に22億1564万円増額させる2022年度一般会計補正予算案や市職員の定年等に関する条例の一部改正案など予算、条例、議決の合計36件が市当局から提案された。会期は15日間で最終本会議は20日を予定している。一般質問は13日から土日を除いて19日までの5日間が予定されている。
今回、提出されるのは予算案9件、条例議案17件、議会の承認を求める決議案10件が提出される。
同予算案の歳出では、農業生産向上および農家所得アップ支援事業に2億1236万円が盛り込まれている。「農業生産力向上および農家所得アップ支援事業」については、作物生産の有機肥料にかかる経費に対して70%を現金支給(上限7万円)する。
肥料購入時においては、既存の30%補助事業が継続していることから今回の事業で実質100%の補助となる。
教育費で学校施設改修事業(小学校)に9427万円。衛生費で離島患者等支援事業に626万円、し尿処理事業費に631万円が盛り込まれている。
条例議案のうち「市職員の定年等に関する条例の一部改正」では、地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴い、職員の定年が引き上げられ、管理監督職勤務上限年齢制および定年前再任用短時間勤務職制を定めるために改正が必要としている。
また「水上オートバイ等の安全な利用促進に関する条例制定」では、市の周辺海域において、水上オートバイ等の危険航行による事故を防止する観点から制定が必要としている。請願・陳情では公立小中学校教職員の居住環境等の改善を求めることなど6件が所管委員会に付託される。
今定例会初日の6日には提出議案の説明、7日には議案に対する質疑などが行われる。9日から12日は常任3委員会の開催を予定。最終日の20日に各委員会の委員長報告、議案の採決が行われる。