総販売額は34億6200万円/22年肉用牛競り
前年比4億1000万円の減/子牛6万円下げ62万3000円
JAおきなわ宮古地区畜産振興センター(下地隆弘センター長)は9日、宮古、多良間の両家畜市場における2022年販売実績をまとめた。総販売額は34億6200万円で前年比約4億1000万円の減。取り引きの主流となる子牛の1頭平均価格は62万2907円で60万円台を維持したが、前年比では約6万円下落、平均キロ単価は2289円だった。5月期から10月期の落ち込みが響いた。
子牛の年間上場頭数は5305頭で、前年と比べて33頭少なかった。市場別では宮古が4034頭、多良間が1271頭だった。このうち、実際に競り落とされた頭数は5263頭(宮古3997頭、多良間1266頭)となっている。
地区全体の子牛1頭平均価格は、前年より6万268円安となった。市場別に見ると、宮古は前年比6万3216円安の63万4302円、多良間は同比5万917円安の58万6932円の実績だった。
平均キロ単価は、地区全体で前年比243円安の2289円となった。市場別の実績は、宮古が同比248円安の2281円、多良間は同比227円安の2318円だった。
宮古は1月期から4月期の平均価格が74万9557円、74万1112円、69万8171円、74万2327円と高値で推移。しかし5月は前月比で12万円下げ、7月期から10月期は60万円を割り込み、特に9月期は50万3291円と最低だった。11月期は前月比で8万円上げて60万円台を回復、12月期も維持した。
成牛を含む全体の上場頭数は6118頭で、うち競り落とされた頭数は6055頭だった。1頭平均価格は57万1908円、平均キロ単価は2000円を割り込み1923円だった。市場別の販売額は宮古が26億9229万円、多良間が7億7060万円となった。