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教育・文化
2022年12月17日(土)8:59

9校の体育館で雨漏り/市教委 6小学校、3中学校を把握

さらに多いとの情報も/市議会12月定例会

 

平良第一小学校の体育館では雨の日には天井からの雨漏りの水を受けるためのバケツが多数設置される(11月撮影、読者提供)

平良第一小学校の体育館では雨の日には天井からの雨漏りの水を受けるためのバケツが多数設置される(11月撮影、読者提供)

平良第一小学校の体育館で深刻な雨漏り被害が生じていることが問題となっているが、市教育委員会が把握している市内小中学校の体育館での雨漏りは同校を含め小学校6校、中学校3校の計9校に上ることが16日、市議会12月定例会一般質問での池城健氏の質問に対する砂川勤教育部長の答弁で明らかになった。池城氏はそれ以外にも3校で雨漏りの情報を確認しているとして早期対応を求めた。

砂川部長の答弁によると市教委が体育館の雨漏りを確認している学校は、小学校が平良第一、東、西城、城辺、福嶺、上野。中学校が平良、狩俣、城東。

池城氏は平良第一小学校体育館の雨漏りを市教委が把握した時期を質問。それに対し砂川部長は「2019度に学校側からの雨漏りの修繕要望が上がってきたため、その時に確認している。その際には、ほかにも体育館の修繕要望があり、優先順位から今年度まで対応できなかった」と答えた。

池城氏は市教委が把握している以外でも、独自の調査で上野小、池間小中、久松中でも少し雨漏りを確認していると述べた上で、「修繕を先延ばしすると予算が倍以上掛かってしまう。早期対応こそが予算の有効活用につながると思われる。後手に回らない対応をお願いしたい」と要請。さらに「平一小の子どもたちは雨の日に体育館が使えない。学校施設が使用できないということは児童生徒の教育機会を奪うことになる。教育委員会が教育機会を奪うようなことにならないよう強く希望する」と訴えた。

砂川部長は「学校施設長寿命化計画に基づき、順次修繕を予定している。修繕に掛かる費用が多額になることから補助事業の活用も検討していく。補助事業導入に向け引き続き県、財政課と調整を図っていきたい」との考えを示した。


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