市提案の36議案を可決
水上バイク条例は賛成多数/市議会12月定例会が閉会
市議会(上地廣敏議長)12月定例会が20日、最終本会議を開き、2022年度一般会計予算など市当局が提案した予算、条例、議決の計36件を原案通り可決して閉会した。「水上オートバイ等の安全な利用の促進に関する条例制定」は、採決によって賛成多数で可決された。
今定例会には歳入、歳出ともに22億1564万円増額させる2022年度一般会計補正予算案など予算案9件、条例議案17件、議会の承認を求める決議案10件が市当局から提案されていた。
最終本会議では総務財政、文教社会、経済工務の常任3委員会の委員長が、審査の結果、付託議案をいずれも原案可決したことを報告した。
「水上オートバイ等の安全な利用の促進に関する条例制定」は、前浜ビーチと渡口の浜にブイと監視カメラを設置し、水上オートバイ等の危険航行による事故を防止するもの。
討論では粟国恒広氏が「渡口の浜にある看板では海水浴場かどうか分からない。関係機関で意思疎通ができていないので、再度協議をして臨時議会や3月議会に提案してほしい」と反対意見を述べた。
砂川和也氏は「宮古島の海の安心安全が問われている中で、市がしっかりと取り組んでいることを示す上でも重要。条例で看板を設置するので同じ共通認識が統一できる」と賛成の立場で討論した。
一般会計補正予算案の歳出では、農業生産向上および農家所得アップ支援事業に2億1236万円が盛り込まれた。「市職員の定年等に関する条例の一部改正」では、地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴い、職員の定年が段階的に65歳まで引き上げられる。
請願書と陳情書の計5件を採択し、陳情書2件を不採択とした。