6幼稚園の休園承認/市教委
編制基準満たせず/西辺は再開へ
市教育委員会(大城裕子教育長)の2022年度第9回定例会が22日、市役所3階会議室で行われ、23年度において城辺地区の4園(西城、福嶺、城辺、砂川)と池間、佐良浜を含めた6幼稚園の休園を求める議案について審議し承認した。これにより、今月28日までの応募状況で編制の条件を満たさなければ6園とも休園となる。また、今年度休園となっていた西辺幼稚園は条件を満たしたことで新年度から再開される。
市の幼稚園管理規則では、新年度に入園児が5人未満だと同委員会の承認を得て休園とすることができるとしている。
今回の休園については、池間、福嶺がすでに休園の状態で23年度も継続。砂川は、近くに「いけむらこども園」が新年度に開設されることから、そこへの移行に伴っての休園。
西城、城辺、佐良浜の3園は、基準に満たなかったことで休園が見込まれている。これまでに西城への希望は4、5歳合計で4人、城辺と佐良浜とも5歳の3人しか希望していない。
6園の休園について市教委は、12月の市役所最終開庁日となる28日まで待って、条件を満たしていなければ休園が決定するとしている。
今回の事態を受けて、市教委では、近隣のこども園や保育園でも5歳児の受け入れ可能であることから、保護者の意向を丁寧に聞いた上で、対応したいとしている。
そのほか、会計年度職員で調理員補助員の勤務時間を変更する議案についても可決された。
調理員補助員は、学校給食の調理および運搬に関する業務を行っているが、定められた勤務時間よりも早めに出勤して対応せざるを得ない状況となっていることから変更が求められた。
変更については従来の「午前8時~午後4時30分まで、または午前8時30分~午後5時まで」を「午前7時30分~午後4時まで、または午前8時~午後4時30分まで」に改められる。