多彩な作品を展示・販売/島内外から80組が出展
JA地区本部できょうまで/クリエイターの祭典「シマヲツナグ。」
宮古初となるクリエイターの祭典「シマヲツナグ。」(主催・同実行委員会)が4日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで始まった。5日までの2日間、島内外のクリエイター約80組がアクセサリーやキャンドルなどの雑貨、服、アートなど多彩な作品を展示・販売するほか、参加型音楽ステージも行われる。初日は多くの市民が足を運びにぎわった。
入場は無料で、5日は午前11時~午後4時まで。午前11時30分からはオープニングセレモニー、ステージライブが行われる。
この催しは、アートを身近に感じることで宮古の若い世代の創造力を高め、宮古から世界へ通用するクリエイターを選出、育成するとともにに、島外のクリエイターやバイヤー、来場者を集客することで冬季の宮古を盛り上げるイベントとすることが目的。2022年度沖縄文化芸術の創造発信支援事業の補助を受けている。
実行委員長の砂川一紗さんは、イベント開催について「島の子供たちに将来の選択肢の一つとしてクリエイターもあること、物作りで『好き』を仕事にする大人たちがいることを伝えたかった」との思いを語った。
その上で「観光とは違った宮古の良さを発信し、より多くの出展につなげたい。島の子供たちが興味を持ち、挑戦する場にしていきたい」と意欲を示した。
また参加したクリエイターたちに「これだけの人数が集まる機会はなかなかない。交流を深め今後もつながっていければ」と呼び掛けた。
会場には多くの市民が訪れ、幅広い分野の作家らが手掛けた創意工夫あふれる品々に見入った。ステージでは、市の平良地区地域おこし事業で活動する「M.C.Pgroup」が宮古民謡やポップスなどを披露。サインペイントを生業にする波平正也さんがライブペイントで「シマヲツナグ。」の看板を仕上げた。
自分でパーツを選ぶアクセサリーづくりに挑戦し「楽しかった」と笑顔の上総蒼さん(6)は、「好きな色のビーズを選んで作った。いろいろなお店があって楽しい。また来年もやってほしい」と話した。