教育の充実・発展誓う/「教育の日」市民大会
島沢氏が部活テーマに講演/西銘、砂川さん模範生徒表彰
「教育の日」の19日、2022年度宮古島市の教育を語る市民大会(主催・市教育委員会)が3年ぶりに開催された。会場の市未来創造センター多目的ホールには多くの教育関係者、市民らが足を運び、模範児童生徒・教育功労者表彰、「生徒主体の部活動」を題材とした講演会を通し、市教育のさらなる充実・発展に向けた取り組みを誓った。
市では、教育に対する市民の関心と理解を一層深め、家庭、学校および地域社会の連携の下に市民全体で教育に関する取り組みを推進して教育の充実および発展を図ろうと、毎年2月第3日曜を「教育の日」と定めている。
「生徒主体の部活動を支えるために~子どもを成長させる大人の条件~」と題して講演したフリージャーナリストの島沢優子氏は、野球のメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手を例に挙げ「好きだという気持ちには破壊力がある。好きになる力は小、中学生までに身に付くが、そこで暴言などを浴びせられる、失敗したら怒られるということが続くとその競技を好きになれない」と説明した。
その上で「今、興味関心を引くものがたくさんある中で、スポーツを好きになることを選んでもらうには、大人が好きの破壊力というものを認識してスポーツの楽しさを伝えていくことが必要だ」と強調した。
教育の日表彰では、日ごろの活動や努力が認められて西銘結衣さん(城東中3年)と砂川琉聖さん(狩俣中1年)が模範児童生徒、教育行政に協力した平良静さん(文溪堂代理店)が教育功労者としてそれぞれ表彰された。
市教委学校教育課の座間味浩二指導主事がGIGAスクール構想の取り組みについて実践報告。宮古高校空手部の近藤花音さん、國吉華月さん、進藤美羽さんが空手演武を披露した。