奉仕活動の継続へ決意/宮古ライオンズクラブ
結成60周年で記念式典/富山会長「出来ること見つけ実践」
宮古ライオンズクラブ結成60周年記念式典が25日、市内のホテルで開かれた。同クラブ会員や来賓、関係者らが出席し、節目を祝うとともに活動の継続、発展へ心を一つにした。クラブの発展に尽くした歴代会長らに感謝状が贈られた。引き続き行われた祝賀会は、余興や乾杯の音頭で盛り上がった。
宮古ライオンズクラブは1962年、全国で402番目、県内では5番目にクラブとして誕生した。
61代会長の富山忠彦さんはあいさつで「結成以来60年にわたり、会員それぞれが『ライオンズの誓い』に掲げられている『知性』『友愛と相互理解』『平和と自由』にのっとって地域が抱える社会問題を解決する奉仕に精進してきた」と活動の目的を紹介した。
その上で「目まぐるしく変わる社会環境の中で、『今、地球に求められている奉仕とは何か』『今、地域が抱えている課題は何か』『青少年の健全な育成のために、今できることは何か』、いつも問い続け、答えを見つけ実践する。これが宮古ライオンズクラブの存在意義であり、これまで培ってきた大切な価値だと思う」と奉仕団体としての役割を強調した。
市教育委員会の大城裕子教育長は「宮古ライオンズクラブは、市の教育目標である郷土の自然や文化に誇りを持ち、心豊かで主体性、創造性に富む人材育成に尽力してきたことに心より感謝する」と祝辞を述べた。
歴代会長の新城浩吉さん、友利勝一さん、新山広明さん、下地隆之さん、平戸新也さん、クラブ永年在籍者の黒島正夫さんらにそれぞれ感謝状が贈られた。
同クラブは奉仕活動として、中高生絵画コンクール、新春親子たこ揚げ大会、レオクラブ活動支援などに継続して取り組んでいる。