11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
産業・経済
2023年3月21日(火)8:59

宮古製糖、城辺工場が搬入終了/前期並みの11万5531トン

原料8割が基準糖度達す/22-23産サトウキビ

 

今期の原料搬入が終了した宮古製糖城辺工場=20日、城辺砂川

今期の原料搬入が終了した宮古製糖城辺工場=20日、城辺砂川

宮古製糖城辺工場は20日午後、2022-23年産サトウキビ(原料)の搬入を終えた。累計の搬入量は前期比2817トン減の11万5531トン、平均糖度は14・03度の実績で、原料の約8割が基準糖度(13・1~14・3度)帯に達する取引だった。基準以下は20・07%だった。

宮糖城辺は、昨年12月9日に今期の原料搬入を始めた。開始早々から天候が崩れ、ハーベスターが稼働できず、本格的に稼働したの同20日過ぎから。年明け後は晴天に恵まれ、順調に原料搬入が進んだ。

20日付の搬入概況によると、累計の搬入量は前期を上回り、当初見込みの11万4837トンとの比較では694トン増産となった。

糖度区分別構成比を見ると、14・4度以上となる基準糖度帯以上が39・58%あった。基準糖度帯に収まる原料は40・34%、基準以下は20・07%だった。

1トン当たりの農家手取り額は国の交付金を含めて2万3699円と前期より1378円安い取引額となった。

今期の操業について渡久山和男社長は「12月9日の操業開始直後は雨で収穫が進まず、いったん圧搾を止めていた。しかし再開してからは止めることなく順調だった。当初は糖度も基準帯ぎりぎりだったが、2月後半からは15度を超えてきた。無事に操業を終えることができ、良かった」と振り返った。品質については「10月の長雨が影響したと考えられる。糖度が前期より1度ほど低くなった。しかしこの時期に操業を終えることができ、農家は株出しの肥培管理が進む。来期は期待できる」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!