来春開設向け概要説明/宝塚医療大「観光学部」
宮古初の大学キャンパスへ
学校法人平成医療学園(大阪府大阪市)が2024年4月に開設を予定する宝塚医療大学「観光学部観光学科(仮称)」のオープンキャンパスが25日午前10時から、市未来創造センターで行われた。教育関係者や市民らが参加し、同大学副学長で学部長予定者の廣田佳彦氏らから大学や同学部の紹介、学費・奨学金などの説明を受けた。次回のオープンキャンパスは7月下旬に開催予定という。
「観光学部」は同大学初の医療系分野以外の学部で、これからの日本社会発展をけん引する成長産業である観光分野の専門人材を育成することで観光産業および地域に貢献することを目的に設置する。1年次は宮古島キャンパス、2~4年次は尼崎キャンパスで学ぶ。
今月16日付で設置認可を文部科学省に申請した。認可は早くて8月の見込みだという。設置されれば宮古島市初の大学キャンパスとなる。
はじめにあいさつした廣田氏は、コロナ禍が終わりつつある反動から各地の空港で多くの人出が見られるとしながら、「この反動が過ぎても旅をしたいという思いは皆さんの心の中に沸き上がってくる」との認識を示した。
その上で、「旅は日常から離れる、おいしいものを食べるなどいろんな目的がある。旅をするというワクワクする気持ちに関与することのできる人材を養成していきたい」と語った。
続いて▽宝塚医療大の紹介▽観光学部・観光学科紹介▽宮古島・尼崎キャンパス紹介▽学費・奨学金案内▽入試概要説明―などが行われた。
入学者選抜は、一般入試や指定校推薦、AO入試などを行う計画だとした。学生募集については、文科省の認可後に大学ホームページなどで詳細を広報するとしている。
また、在学中に毎月一定金額をホテルから貸与してもらい、卒業後はそのホテルに就職して貸与期間と同じ期間働くことで返済を免除してもらう「TUMHホテル・企業奨学金(仮称)」制度の実施に向けて複数企業と調整中だとした。