シーズン到来で海浜パト/市水難事故防止推進協
市長ら安全呼び掛け/前浜ビーチ
市水難事故防止推進協議会(会長・座喜味一幸市長)のメンバーらは1日、本格的な海水浴シーズン到来を受けて与那覇前浜ビーチで、海水浴場における事故防止の普及高揚を呼び掛ける海浜パトロールを実施した。2日に海開きが行われることや、この日施行された市の水上オートバイ等の条例についてPRを行いながら、島民、観光客らに水難事故防止に理解と協力を求めた。
出発式で、同協議会長の座喜味市長は「いよいよ海水浴シーズンが到来した。この美しい宮古島が安心安全なマリンレジャーのメッカとなることを願っている。きょうは関係機関と一緒に事故防止をしっかりと呼び掛けていきたい」と述べた。
激励のあいさつで、宮古島海上保安部の福本拓也部長が「この島の海の安全安心は宮古島の価値をさらに高めることになる。私たちも本日施行されたこの条例を日本全国に誇れるものにするよう最大限協力していきたい」と決意を示した。
さらに、宮古島警察署の喜屋武一郎署長も「海のレジャーを安全に安心して楽しむためにはルールの啓発が大切。実効性のあるこのパトロールで事故防止を呼び掛けていきたい」と述べた。
式後は、海水浴客らに海の安全を呼び掛けるリーフレット(200枚)や水上オートバイ等の条例が制定されたことについて、理解と協力を呼び掛けるチラシ(200枚)を配布。ルールを守ってレジャーを楽しむことをアピールした。
1日からは、同条例の施行により指定された区域内へ水上オートバイ等で許可なく侵入することは禁止となった。
違反者については、罰則が適用されるほか、先行して市内2カ所(前浜ビーチと渡口の浜)には、ブイが設置されルールの順守を呼び掛けている。