「島の人と楽しみたい」/本番へムード高まる
選手登録受け付け開始/第37回トライ
16日に開催される第37回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市ほか)の出場選手登録受け付けが13日午後からJTAドーム宮古島で始まった。選手たちはQRコードで登録を済ませ支給品の入った袋などを受け取った。会場周辺には競技関係の物販ブースなどが設けられ、大会本番に向けて盛り上がりを見せている。受付は14日午後6時まで行われる。
初日は午後1時~同5時まで行われた。主に島外からの選手たちが訪れ、登録後は大会当日に使用するアンクルバンドやスイムキャップをはじめ、ゼッケンやバイク預託の際に使用するリストバンドなどが入った袋を受け取り、支給品に漏れがないか確認していた。
初出場の森悦子さん(59)=東京都=は、子育て卒業を機に「自分のために頑張ってみよう」と一昨年からトライアスロンを開始。昨年1年間で10レースに出場し、手応えを感じたことから還暦記念で宮古島大会への挑戦を決めたという。
「とにかく完走が目標。島の皆さんの力を借りて、迷惑を掛けないよう無事にゴールできたら」と笑顔で話した。
また9回目の出場で、8回連続完走中の一木悟美さん(58)=福岡県=は「4年空いた分、緊張している。あと3日間、しっかり体調を整えたい」と抱負。「8年間ずっとスイムスタート前に気合いを入れさせてもらっていた」そうで、「今年もさせてもらえるなら、少しでもみんなの緊張をほぐし、4年分の思いを共有して気合いが入るような掛け声をしたい」と話した。
目標は完走で、「ランでは、ハーモニカを武器に島の人や選手、ボランティアの皆さんと一緒に楽しみたい」と語った。
第37回大会は16日の午前7時に号砲が鳴らされる。制限時間は午後6時30分までの11時間30分。距離はスイム3キロ、バイク123キロ、ラン30キロの計156キロに短縮されている。