4年ぶりに「ヤッカ、ヤッカ」
スツウプナカ「本番」実施へ/多良間
【多良間】6月4日に本番を迎えるスツウプナカについて話し合われるスツウプナカ予算会がこのほど開かれ、今年の同行事は新型コロナウイルス感染症感染防止対策を行いながら、4年ぶりに「本番」を実施することを確認した。会には4つの宗根(シュニ)の代表が参加し決定した。
スツウプナカは長瀬川宗根(ナガシガーシュニ)、札屋宗根(フダヤーシュニ)、南宗根(パイジュニ)、新池宗根(アレーキシュニ)の四つの祭場で行われ、祭りの当日はツカサや二才頭(ニサイガッサ)、村の主要人が祭場を訪れて豊年の祝いをする。
行事では神に祈りをささげる「暁の願(にが)い」、「ヤッカ、ヤッカ」のはやし歌に合わせて角杯でお神酒を回しのみする「本番」、祭りを締める行事が3日間にわたり行われるが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3年連続で本番が中止となるなど規模縮小での開催だった。
神酒の回し飲みについては、同じ器を使って回し飲みを行わないなど、感染対策を行いながら執り行われるという。
各宗根の総括として▽感染対策を行い実施する▽メインの司には大皿角皿を使用し、(案として)他のお客さんには別の皿を用意し、基本的に一度使用したものをそのまま使い回さない▽スムーズに進行出来るよう、今後もブシャ座で話し合いを行い進めていく-ことなどを決めた。