22年度 リユース率25ポイント増の97%
市民ら6万7870品再利用/市クリーンセンタープラザ棟
持ち込み、持ち帰り数も増
市クリーンセンタープラザ棟へ2022年度の1年間に市民らから持ち込まれたリユース(再利用)可能な品は、前年度比1万7140個増の6万9489個、もらい受けたり貸し出しで持ち帰られた品は2万9824個増の6万7870個で、持ち込まれた品のリユース率は25・0ポイント増の97・7%となったことがこのほど、同施設のまとめで分かった。持ち込み、持ち帰り数などが増加した理由について担当職員は、新型コロナウイルス感染拡大の落ち着きと同施設の市民への浸透を挙げる。
プラザ棟は、市民にリサイクルを推進、実践してもらうための施設。家庭で不要となったリユース可能な品が持ち込まれ、来館者は持ち込まれた品でほしいものがあれば無償でもらい受けたり貸し出しを受けることができる。家具やベビー用品など人気の高い品については入札、抽選によりもらい受ける人を決める。
利用には事前登録が必要で、22年度末時点での合計登録者数は5884人(団体登録含む)となっている。
22年度の利用実績を見ると、来館者数は3万59人、リユース品を持ち込んだ延べ人数は4656人、持ち込まれた個数は6万9489個だった。それに対し、もらい受けた延べ人数は1万7620人、入札以外で持ち帰られた個数は6万7091個、家具入札で持ち帰られた個数は169個、ベビー用品入札では108個、リスース品貸し出しは502個となっている。
持ち込まれたリユース品の内訳を見ると、大人服が1万5853着、子ども服1万4902着、食器1万3216個、雑貨2万1225個、ベビー用品1342個、おもちゃ2382個、家具246個、その他323個だった。
持ち帰られた品の内訳は、大人服1万4600着、子ども服1万5037着、食器1万3355個、雑貨2万802個、ベビー用品1246個、おもちゃ1806個、家具59個、その他186個となった。
利用者数や持ち込み・持ち帰り数、リユース率が増加した理由について担当職員は「コロナが落ち着いてきたことと、プラザ棟の利用が市民に根付いてきたことが考えられる」とした上で「SNSでプラザ棟のことを発信してくれている人も多い。宮古に引っ越してきた人で最初にここへ来て、生活に必要となるものをもらっていく人もいる」といった事例を紹介した。