「身の引き締まる思い」/嘉数副市長
座喜味市長が辞令交付
座喜味一幸市長は25日、同日の市議会臨時会で副市長の人事同意案が可決されたことを受け嘉数登氏(59)に辞令を交付した。座喜味市長は懸案だった執行部体制が整ったことに安堵(あんど)の表情を見せ、嘉数氏の手腕に期待した。辞令を受けた嘉数氏はこの後開かれた庁議に出席し、業務をスタートさせた。
辞令交付後、座喜味市長は「県の行政の中であらゆる部署で活躍してきた。本人も故郷に今まで培ったノウハウを生かしたいという熱い思いを持っている。宮古島は大きなチャンスを迎えている。市民の所得向上、福利厚生、人材育成などを市の発展のために力を貸してほしい」と嘉数氏に期待した。
嘉数氏は「光栄だが改めて責任の重さや大きさに身の引き締まる思い。宮古島市民一人一人が愛着と誇りを持って生きていけるようにしたい。(これまでの)経験を生かして生まれ育ったこの地で市長が掲げる公約実現に向けて職員と一丸となって頑張っていきたい」と話した。
嘉数氏は、城辺長間出身で、日本福祉大卒。1989年4月に県職員(生活福祉部沖縄実務学園)に採用され、2019年に商工労働部長、22年に知事公室長に就任し23年3月に退職している。