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環境・エコ
2023年5月7日(日)9:00

硝酸態窒素・亜硝酸態窒素、全地点で基準値下回る/22年度市地下水モニタリング調査

年平均値は3.58ミリグラム/前年度比0.63ミリグラム減に

2022年度市地下水モニタリング調査 硝酸態窒素・亜硝酸態窒素分析結果 市はこのほど、2022年度市地下水モニタリング調査の報告書を公開した。水質項目のうち硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の値を見ると、すべての地点の値が、地下水環境基準と水道法の水質基準値を下回っていることが確認された。全地点の年平均値は前年度比0.63ミリグラム減の3.58ミリグラムだった。農薬項目は調査全地点で定量下限値未満だった。

22年度の調査地点は29カ所で、地下水の水位や、▽水質▽排水監視▽鉱油類監視▽農薬-の4項目の水質分析などが4、6、8、10、12、2月に実施された。検査機関は沖縄県環境科学センター。

報告書によると、硝酸態窒素および亜硝酸態窒素、塩化物イオンの2種類がある水質項目のうち、硝酸態窒素・亜硝酸態窒素の値は、1リットル当たり7.40~8.04ミリグラムだった伊良部流域のフナハガーと、5.25~7.61ミリグラムだった与那覇流域の前浜の井戸の2地点が年間を通して高い値となった。

水道水源保全地域(水道水源流域)の白川田流域、東添道南流域、福里北流域に位置する地点の値は、1リットル当たり1.80~4.16ミリグラムの範囲だった。同区域で値が最も高かったのは8月に4.16ミリグラムが観測された更竹西だが、昨年度の最大値である6月の福里ダム北での4.56ミリグラムと比較すると、0.40ミリグラム低下している。

今回調査を実施した全地点で、1リットル当たり10ミリグラム以下とされている地下水環境基準と水道法の水質基準値を下回った。全地点の年平均値は3.58ミリグラムで、昨年度の4.21ミリグラムを0.63ミリグラム下回っている。

22年度は、年間を通して値が高かった地点やばらつきが見られた地点があるため、引き続き次年度も調査を実施するという。

一方、塩化物イオンの値は、1リットル当たり127~263ミリグラムだった伊良部流域のフナハガー、68.6~299ミリグラムだった上野流域の宮国、27.6~245ミリグラムだった白川田流域の更竹西の3地点が年間を通して高かった。更竹西は昨年度4月の716ミリグラムという値と比べると低下していた。

水道水源保全地域では前年度に続き白川田流域の更竹西で、1リットル当たり200ミリグラム以下という水道法の水質基準を超過したため、引き続き次年度も調査を実施するとしている。

農薬項目の調査は14地点で、▽フェニトロチオン▽エチルチオメトン▽フェノブカルブ▽クロルピクリン▽フィプロニル-の5項目について分析が行われた。その結果、すべての地点で定量下限値未満だったことが確認された。


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