1袋50円に買い物客殺到/「ゴーヤーの日」キャンペーン
1200袋25分で完売
ゴーヤーの地産地消と消費拡大を図る宮古地区「ゴーヤーの日」キャンペーン(主催・同実行委員会)が8日、JAファーマーズマーケットあたらす市場で開催された。地元産ゴーヤーを1袋50円で販売。1人5袋までの制限があったが、来店者が次々に手を伸ばし、わずか25分で用意した1200袋は完売した。
県と当時のJA沖縄経済連はゴーヤーの消費拡大を目的として、1997年に5月8日を「ゴーヤーの日」と定めた。宮古島市は2007年にゴーヤーの拠点産地として認定されている。
ゴーヤーの日にちなみ、安心・安全な地元産ゴーヤーを島内外の消費者に向けて広くアピールするため、毎年キャンペーンを実施している。
午前9時の開店前には40~50人が集まった。先頭にいた男性は1時間前から並んでいたという。通常価格より安価で、大ぶりのゴーヤー2~3本入り1袋を50円で販売した。
今期作のゴーヤーは985㌧の生産を計画しており、4月末までにほぼ半分を出荷した。シーズンの折り返しで、これから出荷最盛期を迎える。
JAおきなわ宮古地区本部の下地誠本部長は「大勢の方が集まっていただき、うれしく思う。今後も「オクラの日」などのイベントを実施し、市民に喜んでいただけるようにしたい」と語った。
市農林水産部の石川博幸部長は「これから夏に向かってゴーヤーを食べて精を付けて、活気あふれる宮古島になることを期待している」と述べた。
会場を訪れた60代の女性は「ゴーヤーは健康の秘訣(ひけつ)だと思い、普段からよく食べている。今回は食べる分だけと思って2袋購入した」と笑った。
店外では、ゴーヤーチップス、かき揚げ、サーターアンダギー、豚肉ミンチの販売も行われた。