野球場、空港の利活用要請/観光需要喚起策を提案
市長「意見交換し施策に反映」/商工会議所、観光協会、JC
宮古島商工会議所(根路銘康文会頭)、宮古島観光協会(吉井良介会長)、宮古青年会議所(宮古JC、新崎亮太理事長)の3団体は17日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、伊良部地区の野球場・屋内練習場周辺施設のイベント利用と、宮古、下地島両空港の活用について要請した。座喜味市長は「意見交換を行い施策に反映できれば」と述べた。
伊良部地区の野球場については単なる野球場としての機能だけでなく、幅広い視点でスポーツ観光を含めた活用を提案。駐車場や空きスペースを利用した各種スポーツ、音楽、芸能など融合的な1万人規模のイベントが開催可能として観光客や市民にも喜ばれる新たな観光拠点施設を目指した取り組みを求めた。
宮古、下地島両空港の活用については「近い将来(年間で)200万人以上の観光客が訪れる島になろうとしている」と強調し、今後増え続ける観光需要への喚起策を要望。空港施設内の混雑解消や駐車場確保などの利便性向上を上げ「地域住民が懸念する課題が顕著になる前に、その解決策に向けた施策を講じてほしい」と訴えた。
また、両空港の最大限の活用に向けた情報交換や、勉強会の開催も要請した。
座喜味市長は「提案は納得している」と話した上で、伊良部地区の野球場については「イベント活用の考えはある。サブグラウンドを作る際に固定フェンスではなく、オープンにできるようにしてある。サッカーやイベントなどの開催も考えている」と話した。
空港の活用については「下地島空港は利活用活性化協議会もあり、宮古空港も議論が進んでいくと思う。両空港とも特徴を持った形で生かしていくのが望ましい。エアラインは今後増えてくると思う。周辺の土地利用も含めて、現場の声は皆さんが受けていると思うので提案をしてほしい」と述べた。