9年ぶりの40万円台/5月期牛競り
子牛平均価格が46万円/畜産振興セ「予想超える結果」
2023年5月期肉用牛競りが19日、JAおきなわ宮古家畜市場で行われた。子牛1頭平均価格が暴落し、前月から9万1154円安の46万4307円となった。平均価格が40万円台となるのは2014年2月以来で9年3カ月ぶり。JAおきなわ宮古地区畜産振興センターは「全国的に下がっているが、ここまで下がるとは思わなかった。予想を超える結果であり、理由は分からない」としている。
子牛1頭平均価格は、コロナ禍でも60万円台を維持し、価格が下がっても50万円台を割り込むことはなかった。飼料が高騰する中で、価格の低迷は農家にとって大きな打撃となる。
子牛は327頭が上場され、うち318頭の取り引きが成立した。成立率は97.25%。平均体重は276キロだった。
1頭平均価格は去勢が53万4285円で、前月比7万5971円安。雌は38万5863円で、同9万2666円安となった。最高価格は雌の103万9500円だった。
平均キロ単価は1682円で、前月の2015円に比べ333円安くなった。内訳は去勢が1856円で前月比269円安。雌は1461円で同384円下がった。
成牛を含めた上場頭数は368頭で、うち359頭が取り引きされた。成牛を含めた1頭平均価格は43万3872円で、内訳は去勢が53万4285円、雌が34万6120円。
全体の販売額は、前月から6103万1300円下がり、1億5576万円だった。