ヨットレース、来月開幕/台琉友好親善国際大会
最多47艇400人が参加/宮古から2艇、5年ぶり開催
2023年(第19回)台琉友好親善国際ヨットレース(主催・同実行委員会)が6月9~15日の日程で、宮古島と台湾・基隆市で実施される。実行委員会が23日会見を開き、概要を発表した。宮古島から参加する2艇を含め、過去最多の47艇計約400人が参加。メインとなる基隆│宮古島レース(360㌔)は6月12~14日に行われる。
レースは宮古、石垣を主会場に交互に行われており、今回は新型コロナの影響もあって宮古では5年ぶりの開催となる。
6月9日に基隆市で開幕し、10日に同市で歓迎交流会、11日は基隆市で基隆島一周レース(13㌔)が行われる。
基隆│宮古島レースは、12日午前11時に基隆市をスタートし、ゴールの宮古島を目指す。トップは13日にフィニッシュする見込みで、制限時間は14日正午となっている。15日は宮古島近海で琉球王朝杯レース(22㌔、15㌔)も予定している。
宮古島市では14日に歓迎交流会、15日に姉妹都市交流会と表彰式が実施され、基隆市長らが来島して参加する見込み。
レースには台湾や香港をはじめ、マレーシアやドミニカ共和国からの参加も予定されている。
会見で渡真利将博実行委員長は「コロナ禍で開催できなかったが、再開されることになった。基隆市政府関係者が来島し、国際姉妹都市としての交流をより一層深めてもらいたい。東南アジアで注目されるレースになっている」と話した。
座喜味一幸市長は「コロナ禍もあり、基隆市との交流が進んでおらず、再開を喜んでいる。人や経済、スポーツの交流に発展していけばありがたい。安全なヨットレースになることと互いの発展につながることを期待している」と語った。
宮古から参加する「ティダアゲイン2」号の奥平幸司艇長は「前回の大会では総合2位だった。それ以下がないようにしたい。他国からすごいヨットが参戦するので、宮古島と日本を代表して負けないように頑張りたい」と意気込みを述べた。
ヨットレースは台湾と歴史的に深いつながりのある沖縄、特に宮古、八重山との国際交流を図ろうと1998年に石垣市を中心に、第1回大会が開催された。その後、宮古島市と基隆市は2007年に姉妹都市を締結している。