23年度販売額 9億5000万円達成目指す/野菜・果樹生産出荷連絡協
総会で事業計画など承認/優良農家表彰も実施
宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会(上地宏明会長)の第21回定期総会が13日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで行われ、販売額9億5000円達成を柱とする2023年度の事業計画案と予算案を承認した。また、22年度における優良農家の表彰も行われ、受賞者たちはさらなる飛躍を誓い合った。
主催者あいさつで上地会長は「きょうの雨は農家にとって恵みの雨だと思う。これから、マンゴー、オクラの収穫が忙しくなってくるが、くれぐれも暑さに気をつけながら収穫を頑張ってほしい」と呼び掛けた。
23年度の販売計画では、ゴーヤーが950トンで3億7000万円、カボチャが477トンで1億6600万円、トウガンが700トンで1億4600万円、オクラが130トンで1億3000万円などとなっている。
活動方針については、活動の活性化を図りながら、生産技術の向上や「安全・安心な農作物づくり」に向けて積極的な活動を展開し、農業生産拡大を図るとしている。
一方、新年度予算については対前年度比で315万1181円減額の691万3009円となった。
参加者からは支部活動費、部会活動費も大きく減額されていることについて不満の声が上がった。
これに対して事務局からは「助成金交付の一時停止が継続していることが大きい。各活動についてはしっかりやって生産意欲を向上させていきたいが、予算枠が限られていることから、ある予算の中でやっていきたい」と理解を求めた。
表彰された優良農家は次の通り。(敬称略)
▼販売額の部
【総合】①砂川勝彦②平良清美③増田充宏
【品目別】▽カボチャ=①宮国辰彦②前川義和③伊佐博勝▽メロン=①友利研一②佐久田寛勇③砂川久美子▽ゴーヤー=①砂川勝彦②平良清美③増田充宏▽インゲン=①島尻秀樹②新垣和則③野崎雅▽トウガン=①玉寄正希②仲宗根稔③下地博和▽オクラ=①長間直美②下地昭治③下地良子▽マンゴー=①ふくきた農園②仲間野江子③フルーツランド宮古島
▼特別表彰の部(花と食のフェスティバル入賞者)
【野菜品評会部門】金賞・カボチャ・トウガン=垣花政一(多良間支部)銀賞・カボチャ=川満幸一(下地支部)トウガン=兼島永喜(上野支部)ゴーヤー=伊志嶺一之(同)銅賞・カボチャ=砂川博昭(上野支部)ゴーヤー=池間義光(同)トウガン=仲宗根稔(同)
【県農林漁業賞受賞園芸部門】島尻秀樹(下地支部)