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産業・経済
2023年6月16日(金)9:00

23年度事業計画 2割増頭運動など推進/宮古和牛改良組合総代会

良質な牛づくりに意欲/優良生産農家たたえ表彰

 

本年度の事業計画・予算などを決めた=15日、JAおきなわ宮古地区本部

本年度の事業計画・予算などを決めた=15日、JAおきなわ宮古地区本部

宮古和牛改良組合の第43回通常総代会が15日、JAおきなわ宮古地区本部で開かれ、▽組織活動の充実強化▽繁殖牛2割増頭運動の推進▽削蹄・妊娠鑑定の推進▽計画交配の徹底-など、2023年度事業計画や予算を決めた。また、優秀な実績を残した農家の表彰も行われ、日ごろの飼養管理をたたえた。

冒頭あいさつした荷川取広明組合長は「昨年度は県畜産共進会で団体賞2連覇の快挙を成し遂げた。また、全国共進会でも好成績を収めて、大いに盛り上げることができた」と喜んだ。

一方で「家畜競り取引では枝肉相場の低調な推移など、コロナ、ウクライナ情勢などの影響で厳しかった。また、農家戸数や競り上場頭数の減少など、課題解決に向けた取り組みが必要であり、良質な牛づくり、増頭に向けてしっかりと頑張っていきたい」と決意を示した。

22年度の宮古地区の競り実績は子牛販売数が5302頭、販売総額は31億1100万円余で、前年度対比で5億6400万円の減。一頭あたりの平均価格は58万6000円。前年度比で頭数は宮古で31頭減り、多良間では10頭増えた。

23年度の事業計画では、エネルギーや資料・肥料価格の高騰が続く状況に加え、10月から導入されるインボイス制度等、生産者にとっては厳しい状況が続くと予想。生産基盤の強化に向け、後継者の育成や分娩(ぶんべん)間隔短縮および子牛死亡事故防止-などに取り組み、組合員の経営安定を図るとしている。

23年度の予算額は、生産部会助成金交付の一時停止が継続したことなども影響して、前年度に比べて大きく減少して91万4000円となった。

そのほか、県宮古農林水産振興センターの砂川喜信所長らが来賓のあいさつを行い、厳しい社会情勢の中で関係機関が連携を強化し、業界のさらなる飛躍を呼び掛けた。

表彰されたのは次の通り。

▽優良子牛生産奨励賞(各競り最高価格)=中西卓哉(城辺)西里恵俊(同)大海(上野)大城元(平良)南島牧場(同)大城元(平良)福里正広(城辺)荷川取広明(下地)福里正広(城辺)垣花隆明(多良間)来間フミ(下地)川平盛雄(城辺
▽優良母牛繁殖奨励賞=西里昌貴(平良)川田栄作(同)高原康治(城辺)本永博義(城辺)大海(上野)砂川健治(下地)浜川淳士郎(伊良部)東風平正明(多良間)屋嘉比達佳(同)
▽特別奨励賞=砂川健治(下地)荷川取広明(下地)宮国光雄(城辺)浜川淳志郎(伊良部)
▽宮古和牛改良組合長賞=砂川博一(城辺)渡真利都(上野)


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