迫力の相撲稽古始まる/時津風部屋
20日まで宮古島合宿/期間中、各種関連企画も
大相撲の時津風部屋の宮古島合宿が15日から始まった。初日は朝から市民球場のグラウンドで、ぶつかり稽古などが行われた。初日から多くの市民らが見学に訪れ、激しい体のぶつかり合いや力士たちの力強く俊敏な動きに興味津々の様子で見入っていた。合宿は、市平良多目的屋内運動場で20日まで行われ、関連イベントとして、17日にちゃんこの振る舞い。18日午前10時からは子どもふれあい相撲大会も予定されている。
時津風部屋の宮古島合宿は、4年ぶり4回目。今回は、力士が15人で関係者、呼び出し、行司、床山など含め総勢約20人が来島している。
期間中は、毎朝午前8時から同10時ごろまで朝けいこが行われ、その様子は自由に見学することができる。
主催者を代表してアートアベニュー宮古島代表取締役の藤澤雅義さんは「力士たちも宮古での合宿をとても楽しみにしていた。ぜひ、体の大きい島の子どもは将来、時津風部屋に入門してほしいね。とても良い部屋なので、島の人たちも島でけいこする力士を応援してほしい」と話した。
久しぶりの宮古島での合宿について、時津風親方は「4年ぶりでみんな楽しみにしてきた。こうした開放的な空間でけいこできるのは良いこと。これを励みに名古屋場所に向けてみんなで頑張りたい。期間中はぜひ、多くの島民にけいこを見に来てほしい」と呼び掛けた。
小結の正代も「思ったよりも暑くないので良いけいこができそう。名古屋場所は毎年暑いので、宮古合宿で暑さにも強くなって、いい成績を収めたい」と意気込みを示した。
梅雨空の下、けいこ会場ではまわし姿の力士たちが、体重を感じさせない動きで走ったり、腕立て伏せなどをする姿に、訪れた人たちも驚いた様子で見入っていた。
1歳の子どもと一緒に見学に訪れた市内に住む30代の女性は「初めて生で力士を見て驚いている。とても大きいし、体がぶつかり合う姿もとても迫力がある。期間中、時間が許せば何度か見に来たい」と話した。
ちゃんこの振る舞いは17日午前10時からだが、同8時から先着100人に整理券が配布される。
子どもふれあい相撲大会は、子どもたちが実際にまわしを身に着けて力士と相撲を取るもの。小学1・2年生、同3・4年生、同5・6年生各10人と中学生20人が参加予定で、参加申し込みはすでに締め切られている。当日の見学は自由。